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コンサルティング業務のABW導入事例 - 株式会社日建設計総合研究所

作成者: Veldhoen + Company|2023/10/18 6:10:00

Veldhoen + Company(ヴェルデホーエンカンパニー)がABWの導入支援をしている株式会社日建設計総合研究所(以下、NSRI)のケーススタディを公開しました。

日建設計総合研究所が目指す働き方

NSRIは2006年の創設から順調に成長し、従業員数は創業当時の約30名から、2020年3月にV+Cに相談をいただいた時点で約90名にまで増加。将来的な人材の採用を踏まえるとより大きなオフィスへの引越しが必要とされました。加えて、組織としてのマネジメントの方法もこの人数規模では見直すべき段階にありました。

組織の成長に適切な環境を整える上で、働き方やワークプレイスを評価する仕組みを探していた時に出会ったActivity Based Working の考え方にNSRIは共感し、Veldhoen + Companyと共に導入に向けてプロジェクトを進めてきました。

組織の課題解決に向けたABW導入のプロセスでは、目標となる「ありたい姿」を明確にすることが重要になります。本プロジェクトでNSRIのメンバーが設定したありたい姿は次の4つでした。

  • 革新的な方法で社会的課題を解決する
  • より豊かなコラボレーションのエコシステム(循環)を作り出す
  • 予測できないことに適応できるチーム力を育む
  • 共感力とストーリーテリング能力を高める

日建設計から独立した第一世代メンバーが定年の時期を迎える中、世代交代を通じて自発的な行動を取れる人材を増やすこと、またコロナ禍でオフィスの役割が変化しつつある中でNSRIにとっての出社の価値を再定義することが求められました。このような議論やオフィス空間の設計要件の作成、新しい働き方へのトレーニングといったプロセスを通じて、2022年5月に新しいオフィスがオープンしました。

 

ハイブリッドワークに対応したABWオフィス

本プロジェクトではコロナ禍を経て当初の予定だった移転を取りやめ、オフィスをリニューアルする形で戦略の練り直しが発生しましたが、それを混乱なく迅速に行えたことも成功の1つとなりました。この成功の要因には、プロジェクトメンバーがコロナ禍の混乱の中でも冷静に出社の前提条件を作り直し、それをもとにした働き方の方向性とオフィスのレイアウトプランの再調整を行ったことで、入居しているオフィスビルをそのまま活用するという道を見つけ出せたことが1つにあります。

オフィスの構築は完了しましたが、働き方を変えるための取り組みはこれからが本格的なスタートとなります。部門の若手メンバーを中心に継続していくこの取り組みをVeldhoen + Companyも継続的にサポートしてきます。

 

 

ケーススタディのダウンロード

ABW導入の背景やプロジェクトの進め方、ありたい姿を達成するために必要とされる働き方をどのように設定したかなどの内容をまとめたケーススタディはこちらのページよりダウンロードいただけます。ご興味のある方はぜひご覧ください。