コロナ禍が長期化し在宅勤務が浸透しつつある中、読者の皆さんは今どのように過ごされていますか?焦りを感じたり、どこか絶望的だったり、少し現実から離れて今の窮屈さを忘れるような生活を過ごしたいと思ったりしていませんか?
今、読者の皆さんが心に思っていることはすべてありのままで良いのですが、1つ気をつけておきたいのは、常に心に留めておかないと、パンデミックを終えた生活に戻った時にパンデミック中に学んだことを何も活かせなくなる可能性があるということです。また、今は手に入らないものへの強い憧れが、人生のバランスを保つために自分自身がこれまで培ってきた「物事の見方」を曇らせてしまう危険性もあります。結局のところ、私たちの大半は、以前とまったく同じ日常生活には戻りたくないのです。
そこで今回は、これからの数ヶ月間、自分の軸がブレないように保つための筆者のヒントをご紹介します。以前の生活に戻ったときに、元気になって新たな気持ちで過ごせるようにしましょう。 もしかしたら、パンデミック後の仕事や生活のやり方を再構築する機会になるかもしれません。
1. 自分自身を優先する
なぜなら自分を優先することは他の誰にもできないことであり、しかもあなたという存在は重要な存在だからです。そして、自分と優先すること自体がこれまで以上に必要とされているからです。
- 毎日、ちょっとした散歩やランニング、ストレッチなど、自分をケアする時間を設けましょう
- 毎日、自分自身を振り返る時間を設けましょう。自分自身を見つめ直し、振り返る時間があれば、最高の仕事ができます
- 毎日、ゆっくりと何もしない時間を作りましょう。最低でも10分から20分、意図的に何もしない時間があると良いです
2. 意識的な計画
筆者自身、自分がやるべき仕事に適した環境を見つけるのが大好きで、心を落ち着かせることができるからというよりも(副次的な効果ではありますが)、1日を効果的に過ごせるようになるからというのがその理由です。環境を変えることがほとんどできない場合でも計画的に過ごせるように、以下を意識してみるとよいでしょう。
- タスクをアクティビティタイプに分類する
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- プロセス – 多少話しかけられても片付けられる作業
- 高集中 – 静かで話しかけられない環境を必要とする作業
- チームとの通話・会議
- クライアントの通話・会議
- ワークショップ
- 1on1ミーティング
- 上記の作業を行うのに最適な空間と時間を考えてみましょう。机やデスクから離れた場所でできるものはありますか?(歩きながらの会議参加も意外と良かったりします。)集中して仕事をするのに最適な時間帯を中心にスケジュールを組んでみるとよいでしょう
- 意識的に1つ作業から別の作業に移ってみましょう(同じような種類の作業であっても試してみましょう)。立ち上がり、ストレッチをして、深呼吸をして、机やデスクから離れたあとに(できれば5分間ぶらぶらと歩いてみましょう)再び作業に戻るのもアリです
3. 思いやりの心を持つ
- 仕事を終わらせるためだけではなく、人と話すためのオンライン会議の時間を作ってみましょう
- 同僚や同じチームの仲間が自宅でどんな様子や状況なのかに関心を持ち、お互いを気遣いましょう
- 参加者全員にとって「別作業に移る(=リフレッシュになる)」時間になるように、1時間に満たない会議を予約してみましょう
- 誰かと過ごしているとき、自分自身がそこにどのような目的を置いているのか考えてみましょう。同僚への思いやりからなのか、それとも競争心を保つためか。これらの目的意識の違いがどのように映るのかあまりわからないという方は、少し極端な例かもしれませんが「トランプは競争心が強く、バイデンは思いやりがある」と考えてみるとよいかもしれません。思いやりに目的意識を持って動くと、よりチーム全体を考慮して考え抜いた意思決定と行動が可能になるでしょう
最後に、もしまだ取り組んでいないようであれば、マインドフルネスを実践することもおすすめします。心も体と同じように鍛える必要があります。気になる方は、私のお気に入りのマインドフルネス・トレーニングを試してみてください (バランス・マインド)。
それではまたお会いしましょう。
Jamesina Sainsbury