Skip to content

【セミナー開催報告】参加者からのコメントと当日のQ&Aをご紹介

30 5月 2025

Subscribe to Our Updates

IMG_4825 2 IMG_4825 2

 

 

― 会場はほぼ満席、参加者満足度4.5/5の高評価  ―

2025年5月16日、東京・日本橋にて「欧州ABWツアー報告セミナー」を開催いたしました。

本セミナーは、Veldhoen + Companyが2月に実施した、オランダ・スウェーデンの先進企業6社を訪問する視察ツアーの成果をもとに、ABW(Activity Based Working)とハイブリッドワークの最前線をより多くの方に知っていただく機会として開催しました。

当日は会場がほぼ満席となり、多くのご関心をいただく中での開催となりました。参加後アンケートでは、90分という限られた時間ながらも、平均4.5/5点という高い評価をいただきました。

 

欧州企業が実践する“出社を前提としない”オフィスづくり

セミナーでは、視察で得られた知見をもとに、欧州の企業がどのようにオフィスを「毎日出社する場」から「必要な活動に応じて使い分ける場」へと再設計しているのかを紹介。オフィス空間、制度設計、組織文化が一体となった進化のあり方に、多くの関心をいただきました。

実際に参加者の方からセミナーに対する感想として以下のコメントをいただきました。

  • オフィス設計・運用の背景から含め具体の事例を知ることができ大変参考になった。
  • テキストでは伝わってきにくい具体例やその背景と気付きがわかり、とても興味深く楽しい時間だった。また詳しく聞きたい。今度はツアーに参加したい。
  • とても濃い内容のセミナーだったと思う。意図がわからない場所がないというにはいい。日本はよくマルチに使えるオープンスペースをやりがちかなと。
  • 非常に参考になったので第2回あれば参加したい。V+Cはヨーロッパを中心に先進事例や知識をたくさん持たれているので日本との違いの徹底比較(文化・マネジメント・雇用形態など)をしていただけるとより面白そうだと思う。
  • 何のためのABWなのか、個人のメリットを訴求できるのかなど、自在ケースで考えさせられた。
  • (自社で行なっているABWは)人の面でのアクションがまったくできてないことをあらためて見つめ直した。今日のセミナーを自分なりに活用できる点をまた見つめていきたい。今後の継続運用をどうするか検討したい。
  • 情報収集として参加した。ABWの正しい理解ができた。

 

参加者とのQ&Aから見えた関心の深まり

セミナーの後半には来場者の方からの質問にお答えしました。その例をいくつかご紹介します。

 

Q:ABWにおけるワーカー個人の効果測定として、どのようなデータを取得しているのでしょうか?

A: 欧州では「仕事を効率的に終わらせて余暇を確保する」ことが重要とされており、メールの送受信量や会議時間など、生産性に直結する指標を計測している企業もあります。

 

Q:オフィスでのダイバーシティ配慮の具体例はありましたか?

A: 今回の視察先では、母親向けの搾乳室やプレイヤールーム(礼拝室)があるほか、オフィス内には自転車通勤者向けのシャワースペース(男女共用ボックスタイプ)など、多様な働き方に配慮した設備が整えられていました。

 

Q:欧州のABWは、日本と比べて“思想”として根付いている印象を受けました。実際はどうでしたか?

A: おっしゃる通り、欧州ではABWが単なる空間設計を超えて、「働くという行為」をどう支えるかという思想として根づいています。日本では「集中ブースやコラボエリアを設けました=ABW導入」とされがちですが、それはActivity Based “Workplace”に留まっている状態ではないでしょうか。V+Cが提唱する“Working”の視点は、仕事の内容に応じて最適な場・時間を選ぶという行動様式を軸とし、それを文化や制度に反映させるものです。その考え方をもっと日本に広めていきたいと思っています。

 

今後も継続的に情報発信を行って参ります

今回のセミナーでは、限られた時間の中でも多くのご関心と反響をいただきました。今後も、ABWやハイブリッドワークに関する国内外の最新事例、そして私たちが支援する企業の実践知を継続的に発信してまいります。

よろしければ、以下のリンクもぜひご覧ください。

私たちはお客様と協力し、ワーカーの働き方が豊かになるスペースと人のつながりを通じて、組織の一員として誇りを持って働くことができる独自の文化と環境の構築をサポートします。