2023年に世界中で開催されたWORKTECHにおいて、Veldhoen + Companyは6つのカンファレンスに登壇し、各国で活躍するV+Cのチームが新しい働き方における独自の視点や最新情報について共有しました。その経験を経て、私たちV+Cが働き方・ワークプレイス戦略のリーダーとして他と差別化される重要な要素は、人々を中心に据えたアプローチにあると再認識しました。
Activity Based Working(ABW)を創設した組織として、私たちが今日クライアントや社内のメンバーと行う働き方に関する議論の多くは、約35年前にABWを提唱したときよりもABWとの関連性が高まっていると実感しています。 スコシアバンクやシャネル、シドニー工科大学といったクライアントと共同でプレゼンテーションを行ってきた経験から、私たちV+Cには新しい働き方を求めるクライアントにABWの良さや効果を提供できる準備が整っていると再認識しました。
私たちがクライアントと行うコラボレーションには、自社の人々がより良い働き方を見つけられるよう、より深い取り組みを実践したいと考えるリーダーやプロジェクト担当者が含まれます。
一方で、昨年開催された働き方に関する多くのイベントでは私たちのアプローチとは対照的に、将来の働き方に関する最新テクノロジーやそのテクノロジーが「人のつながりを生むオフィス」をサポートする機能について極端に強調される光景がよく見られました。私たちが日々主張している、今日の働き方に合うようにアップデートされた環境やそれを支える便利なツールが組織の日常的な活動を支える上で重要であるという視点は揺らぎません。
その上で、将来に向けた長期的な基盤を築くことに焦点を置く私たちV+Cにとって「人への投資と理解」が私たちが強調すべきメッセージであると、世界各地で働くコンサルタントの間で意見が一致しました。
KEY TAKEAWAYS
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私たちが登壇した6つのWORKTECHにおけるメッセージの共通点は、人々のデータと行動デザインを基軸としたリーダーシップを中心に働き方・ワークプレイス戦略を構築すること
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独立した働き方・ワークプレイス戦略コンサルタントとして、私たちV+Cのアプローチは3B(Bricks: 環境、Bytes: テクノロジー、Behaviours: 行動)に均等に焦点を当てている
- ハイブリッドワークの時代において、リーダーシップは過去とはやや異なるものであり、その変化に対して私たちは従業員のエンゲージメントとアドボカシーに焦点を当てる必要がある
WORKTECH登壇ツアーから得られた5つのアイデア
昨年WORKTECHカンファレンスのスポンサーとして、オーストラリア、シンガポール、ヨーロッパ(アムステルダム、ストックホルム)、北アメリカ(ニューヨーク、トロント)を巡り、私たちのこれまでの経験を振り返ることができました。この記事では、その振り返りをもとに次世代の働き方・ワークプレイス戦略の構築につながる5つのヒントについて触れます。