パンデミックの時代、多くの注目が製薬会社に集まっています。彼らは私たちを救い、可能な限り早く「通常の生活」に戻す力を持っています。今回私たちはこの業界に焦点を当てたいと思いますが、それは多くの命を救う世界規模での予防接種を実現した彼らの功績を高く評価しているからだけではありません。パンデミックが発生するずっと前から、優れた先見性で「新しい働き方」や「ハイブリッド・ワーク」を実現してきたからです。

彼らは、効果的なリモートワークや、多分野にわたるチーム間コラボレーションの改善、組織の働き方のパターンや好みを知るためのデータ活用に関して、リーダー的存在なのです。では、ハイブリッド・ワークという点で、これらの企業から何を学ぶことができるでしょうか?

柔軟性の高い組織

私たちが携わってきた MSDMedtronicRocheNovartisUCB などの製薬企業は、いずれもマトリックス型の組織で、チームの大部分がクロスファンクショナルでプロジェクトごとに機能し、「常設チーム」はほとんどありません。規模が大きく、状況に応じた対応が求められることから、日常的にグローバルなコラボレーションを行う必要があります。柔軟性や機敏性、リモートにおけるリーダーシップというものは、この種の組織にとって潜在的な好機であると同時に組織の運営力を失う落とし穴にもなりうるわけです。パンデミックの影響であらゆる企業・組織がこの分野に進出していますが、ここに挙げた製薬会社はすでに長い間にわたりこの方法で仕事をしてきました。

上記の製薬会社とのパートナーシップに基づいて、ハイブリッドでよりリモートな働き方を目指す際の3つの重要なポイントをお伝えします。

ルールを明確化し、従うことが重要

リモートチームで仕事をする際には、全員がルールを押さえておく必要があります(例:在宅勤務の日数に上限や下限があるか、など)。明確な枠組みを示すことで、マネージャー・チームメンバー共に参考にするものができます。こうすることで、仕事の進め方についてのずれや議論があった際にも、従業員間で合意形成されたルール、つまり「同じ言語」をもとに解決することができ、全員がすべき仕事に集中することができるようになります。

ポイント:ポッドキャストやウェビナーなど、クリエイティブな方法でルールを伝える

チームマネージャーは、「育成」と「アウトプット」のバランスをとることが必要

従業員がオフィス以外の場所や異なる時間帯で作業するなどして柔軟に働き始めると、マネージャーは2つのマネジメントスタイルに分かれることがよくあります。1つは、育成面(最近調子はどう?といった確認)に重点を置くスタイルで、もう1つは、従業員のアウトプット(何の仕事が終わった?といった確認)を重視するスタイルです。

どちらのスタイルにもメリットはありますが、私たちのアドバイスとしては成果によるマネジメントを行い、チームメンバーと明確な目標と成果を合意した上で、従業員個人には自主性を与えることです。

結局のところ、マネジメントのスタイルで達成できることは限られていますが、従業員のモチベーションがクライアントや顧客のための付加価値と組み合わさることで、組織は成功を維持することができるのです。また、このようなマネジメント手法を通じて、従業員とのつながりを強化し育むための会話に時間を割くことができます。

リモートチームのパフォーマンスは、個人の満足度とチームコラボレーションの流動性の両方に大きく影響される

チームがリモートで働いている場合、個人のウェルビーイングや仕事の満足度を把握するのは困難で、特に仕事・プライベート・ウェルビーイングの3つのバランスをとることは、組織にとって簡単なテーマではありません。また、メンバーが一部でもリモートで働くチームと仕事をする場合、コラボレーションとコミュニケーションが課題になることはよく知られています。

どちらの課題もチームマネージャーが真剣に時間をかけて取り組む必要があり、また高いパフォーマンスを発揮するリモートチームを作るためには、どちらの課題にも同じレベルでの集中力が必要とされます。ハイブリッドな働き方を導入する際には、個人とチームの両方を同時に重視することで初めて成功するのです。

ポイント:従業員の経験データを活用してワークパターンを把握し、従業員のウェルビーイングをコントロールすること

医療分野のABW事例にご興味のある方は下記よりMSDの事例をダウンロードしてください。

MSDの事例をダウンロード(英語)

詳しい内容ついて知りたい方は 担当者までお問い合わせください

Start typing and press Enter to search

Hybrid Working and Inclusivity